ちば中小偉業生産性向上・設備投資補助金は、本来2024年3月29日が申請締め切りであったものの、6月28日まで延長となり、予算は未だ40%残っている状況です(2024年5月13日現在)。
ちば中小企業生産性向上・設備投資補助金は「設備投資に特化した補助金」で、上限額も高額であり小規模事業者持続化補助金と比べると非常に使いやすい補助金と言えます。
本記事では本補助金の記載事項のヒントとなるポイントをご案内していきます。
ちば中小企業生産性向上・設備投資補助金の「事業計画書」における具体的な記載事項
ちば中小企業生産性向上・設備投資補助金の事業計画書では、具体的に下記の項目について記載する必要があります。
下記の①②③については情報を単に記入するのみなので、④以降についてポイントをご案内します。
① 申請する補助事業(生産性向上)の類型
② 現在事業を行っている事業所の住所
③ 補助事業を実施する事業所の住所
④ 現在の事業の概要
⑤ 生産性向上に向けた取組(補助事業)の必要性(自社の強み・弱み、課題、機会 等)
⑥ 導入する設備等の概要
⑦ ⑥で導入する設備等によって期待される効果、新事業・新商品の計画
⑧ 補助事業の実現可能性
④ 現在の事業の概要
現在の事業の概要・・・いつ設立され、どのような理念があるか、現在の商品・サービスやターゲット、現在の状況を記載していきます。
⑤ 生産性向上に向けた取組(補助事業)の必要性(自社の強み・弱み、課題、機会 等)
事業計画の中で「少人化(業務効率化)」「生産量の増大」「新事業展開・新商品開発」のいずれかを選択し(複数も可)、その事業計画を実施することで売上・利益を増加させることができることを説明する必要があります。
そのため、この事業計画に活用できる「自社の強み」、克服すべき「自社の弱み」「機会・脅威」について展開していく必要があります。
⑥ 導入する設備等の概要
導入する設備等の概要・製品名・仕様・性能・スペック、なぜ本事業計画に必要なのか、記載していきます。
⑦ ⑥で導入する設備等によって期待される効果、新事業・新商品の計画
どのように生産性が向上されるのか(導入することで生産量、時間等が向上するのか等)、新商品・サービスの実施・計画等を記載していきます。
その他、自社の現在抱える課題がどのように解決されていくのか、雇用は増加するか、等は審査員が興味のある項目です。
⑧ 補助事業の実現可能性
事業を実施するうえで資金をどのように調達するか(自己資金、借り入れ(借入先金融機関))、実施スケジュール等を記載していきます。
「審査員がどのようなことを知りたいのか」を創造しながら事業計画を作成していきましょう
ちば中小企業生産性向上・設備投資補助金に限らず補助金全般について言えることは「審査員はどのようなことを知りたいのか」について的を得ていることが求められます。
また、最近の事業計画書は、ネット上に記載例が掲載されていたりすることもありレベルが高いものが多いのですが、似たり寄ったりの事業計画になる傾向があります。そういった事業計画が評価されるのかというとどうなのでしょうか。。。
審査員が読みやすいことはもちろんのこと、「読み進めたい!」と思わせる事業計画を作成したいものです。
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